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  早稲田大学は、近代日本の人材育成を目的に、内閣総理大臣を務めた大隈重信によって1882(明治15)年に創立されました。創立当時は東京専門学校と称し、1902(明治35)年に現在の名称「早稲田大学」となりました。現在、13学部、大学院21研究科、附属機関等から成り立ち、5万人を擁する総合大学へと発展してきました。伝統と誇り、そして、柔軟かつ先進的な発想で培われた教育方法や精神は、常に日本の教育界をリードし、世界で活躍する数多くの研究者、文化人や経済人、さらに内閣総理大臣6人を含めた多くの政治家を輩出してきました。

  今日の早稲田大学では日本国内に9つのキャンパスを有していますが、世界各国(中国、シンガポール、タイ、韓国、アメリカ、ドイツ、フランス)にオフィスや研究所があり、海外交流協定の拠点として連携を強化しています。早稲田大学は開学当初から清国留学生部を設置し、約2,000人を超える中国、韓国からの留学生を迎え入れてきた歴史を有します。そうした地球規模の理念は伝統・学風として受け継がれ、現在、早稲田大学は600を超える大学や研究機関と協定を結び、海外からの留学生受け入れ日本一を誇る大学となっています(2016年5月現在5000人)。高い志をもって国際社会を牽引しうる人材の創出を目標に、早稲田大学は日本人・外国人学生が同居し、生活面でも国際交流のはかれる寮を整備し、今後10年の中期計画として留学生9,165人を受け入れ、本学学生10,000人海外派遣も目指します。また、入学・卒業時期も柔軟性を持たせ、国境・年齢・分野を越え、多様な文化・言語・精神交流の実現で「日本の大学を改革」します。

  早稲田大学では全学生に最大多数のチャンスを与える「教育の早稲田」実現に向け、様々は創意工夫がなされています。例えば全学生対象の「オープン科目」は3,000余を数え、所属学部に関係なく学べるゼミ形式の「テーマカレッジ」を充実させるなど、分野を越えて知を触発する機会が随所に用意されています。 一方、全授業の約30%が学生数20名以下、70%が50名以内の少人数教育を実現。教師1人に学生4名のチュートリアル・イングリッシュ/チャイニーズも導入し、きめ細かな講義体制も充実しています。また、今年度からは「全学基盤教育」強化の方針に従い、自力で活路を開く力を育成する基礎力養成のため、「全入学者約1万人に対し、双方向型インターネット授業で「文章表現」や「数学」講座を展開します。加えて、多言語による教育システムの展開など「教育の国際化」も推進します。 加えて、海外の協定大学との連携に基づく共同教育プログラムとして、相手校への留学を通じ、所定の要件を満たせば両校の学部生が早稲田大学と相手校、両方の学位を取得できるダブルディグリー・プログラム制度を設置しています。現在のところ、北京大学、復旦大学、国立台湾大学、シンガポール国立大学との間で実施しています。

  早稲田大学の実績はその教育による優れた人材の輩出に留まりません。昨今ではロボット工学、ナノテクノロジーなどの先端的研究、完全ミイラの復顔プロジェクト、企業との連携による映像システムの開発など、多くの研究成果を得ています。現在、早稲田大学では、アジア、そして世界をリードする最先端の研究体制の構築に努め、産学官の連携を重視した研究を展開しています。多角的なアプローチで学術的な研究に取り組むプロジェクト研究所をはじめ、本庄市に拠点を持つ早稲田リサーチパークも本格的に始動しています。また、これらの研究拠点の中から、世界最高水準の研究をめざし、創造的な人材を育成する「21世紀COEプログラム」や「スーパーCOE」などに、早稲田大学のプロジェクトが多く採択されています。百数十に及ぶプロジェクト研究所群の運営を統括する総合研究機構(2000年度~)は、外部資金の積極的な導入や、時限を設けたスクラップ・アンド・ビルドを基本としながら、専門領域を越えた複合的・多面的な研究を展開しています。ナノ理工学研究機構(2003年度~)およびIT研究機構(2004年度~)では、それぞれの分野の豊富な人材と資源を統合し、先端研究の強化充実や学外からのワンストップ・アクセスの実現を図っており、文系ではアジア研究機構(2005年度~)が、本学の有するアジア研究の蓄積とネットワークを生かし、シンクタンク機能も含んだ一大研究拠点の形成を目指しています。

 

  本学では、企業・研究機関や地方自治体等との組織的な連携を積極的に展開しており、国内大学では京都大学や九州大学等との基本協定の下に研究・教育・産学連携等の相互協力を推進する一方、日産自動車やシャープ、日立製作所等民間企業とも従来からの協働関係をより強化し発展させるため、その基盤となる協定を締結しています。また、早稲田大学の研究推進部と国際部が協働し、北京やシンガポール等の海外拠点も大いに活用しながら、1.戦略的な研究の国際展開2.グローバル・パートナーシップの構築3.国際的研究人材の育成と人的ネットワークの構築4.アジアからの研究成果発信5.国際交流関連データベースの整備と後方支援機能の拡充、等の取り組みを始めています。

 

  早稲田大学の建学の精神は、創立者大隈重信が創立30周年の式典で示した「早稲田大学教旨」と呼ばれる「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」3つの理念に集約されています。 上記の三大教旨を現代に読み替えて、新たな3つの目標を「独創的な先端研究への挑戦」、「全学の生涯学習機関化」、「地球市民の育成」掲げ、これを「早稲田大学第二世紀宣言」とします。 


   2007年10月21日、早稲田大学は創立125周年を迎えました。「125」は早稲田にとって特別な意味を持つ数字です。それは創立者大隈が「人間は本来125年間生きる可能性を持つ」との学説を容れたことに依ります。早稲田大学はこれまでの125年を早稲田大学の第1世紀ととらえ、今、第2世紀、第2の建学へと踏み出しました。 現代社会には、地域紛争や人口・環境・経済など、人類共通の課題が山積しています。これら諸問題を一つの国や一人のリーダーだけで解決することはもはや不可能です。人間のイノベティブな知恵、つまり新しい学問とそれを体得して実践できる世界的視野をもった人材によってのみ新たな地平が開かれるのです。直面する問題に真摯に向き合い、人類社会に貢献できるグローバルリーダーを育成することが、今、早稲田大学に求められています。「早稲田」から「WASEDA」へ。

  早稲田大学は、世界レベルの教育・研究機関とし、さらなる改革の意志を顕示し続けていきたいと考えています。